中古外車の買い方|固定概念を覆す!
低迷した経済が長引く日本。車についても、ステータスや所有欲を満たす役割から、経済的(安い)で便利な道具としての役割に変化しつつあるように思います。ミニバンや軽自動車といった、生活に密着した車種が盛り上がりを見せる一方で、逆にスポーツカーや高級車にいたってはますます活気に欠ける状況にあります。
いい車、気に入った車に乗りたい!と思って探しても、思うような車種自体が市場に少ない状況・・・。長い時間を共にする車。10年乗るとしても、30歳代から乗り始め80歳まで乗ると想定すると、一生のうちに乗れる車は5台程しかありません。お金についても大金を投じるわけですので、失敗はできません。
そうは言っても大好きな車。妥協もしたくありません。
そこで一つご提案・・・中古外車はいかがでしょうか?
中古外車をすすめる理由とは?
いままで、新車にするか?中古車にするか?の選択肢はあったとしても、「中古外車を買う」という考えはなかったのではないでしょうか?たいていの人(お金持ちじゃない一般の人)は、検討すらしないのではないかと思います。
ここでは、「中古外車を買う」という選択肢をご提案したいと思います。
ただ、仮に購入するとしても、そもそも価格が高いのも事実・・・。維持費はどうなるの?どこで買うの?壊れないの?などと、疑問はつきません。
ここでは、一般の人の代表(ありふれた会社員)である私がBMWを購入するに至った経験をご紹介しつつ、あなた様のより良い車選びの一考となれば、幸いです。
中古外車の良いところとは?メリットとは?
まず、国産車ではなくあえて中古外車を選ぶには、当然ですが理由が必要ですよね。ここでは中古外車の良いところ(メリット)を見ていきます。
中古外車は年式が古くても大丈夫なの?
BMWやベンツを代表車種とするドイツと日本では、車に対する考え方が異なります。
日本では、車は道具として位置づけている人が多いように思います。ある意味消耗品としてとらえていると言えるもいえるかもしれません。実際、新車から10年経過、走行距離10万キロを目途に買い替えるのが一般的です。10万キロを超えると過走行車として扱われますし、中古車市場でも価格が大きく下落する傾向にあります。
自動車大国であるドイツでは、一台を修理しながら乗り続けるというスタイルが伝統的にあります。
世界中で同一車種がたくさん走っているため、部品についても純正部品はもとよりOEM部品も多く、製造年月が古いモデルの部品でも簡単に手に入ります。(例えば、試しにアマゾンで”BMW 320i” などと検索すると大量に出てきます)
一台を長く乗る文化があるため、モデルチェンジしてもあまり大きく見た目が変わらない傾向にあります。これは見る人の主観にもよりますが、少なくとも国産車より変化は少ないと思います。そのため、古さを感じずらいというのも特徴の一つです。
ということは、「多少古くても一見して分からない」ということになります。
事実、10年落ちの中古車を人に見せても、外観がキレイだと年式の古さは分かりずらいです。少なくとも、国産車よりは古さを感じさせません。
中古外車の状態や程度は国産の中古車とは違う?
BMWやベンツ、アルファロメオやジャガーなどの外車は、こだわって乗っている人が多いです。ベンツなどはステータスを求めて乗る方もいるとは思いますが、あえて国産車以外を選んでいることには変わりはありません。道具としてよりも愛玩物とみなしていると思います。購買層はいわゆる富裕層が多いため、屋根付きガレージに格納されていたケースも少なくないと思います。
富裕層が多く居住する東京都23区では、車が使いずらい環境にあります。買い物に行くにしても、目的地に駐車場が併設してあることはあまりないため、最初に駐車場を探さなければなりません。地代が高額なことから、駐車場がない店舗や施設が圧倒的に多いということも挙げられます。
また、道路はタクシーが停車していたり、駐車場がないためパーキングメーターや一時停車する車両で道幅も狭くなり、3ナンバー車などの幅の広い車両だととても気を使います。さらには、新宿や渋谷などを拠点として地下鉄が張り巡らされているため、電車移動の方が便利だったりします。通勤などの日常使いはほぼないと言えるでしょう。
ということは、あまり車を走らせる機会が少ないということになります。そのため中古外車は5万キロ以下の低走行車が多いのです。
5ナンバークラスの車種(BMWだと3シリーズ、ベンツだとCクラス)でも、革シートを搭載している車も探せばゴロゴロ出てきます。大きい車でなくとも高級感を得ることができるのは国産車と大きく違うところです。「中古外車は小さくても高級」があり得るのです。
こだわって購入した外車は、大事に大切に乗る傾向にあります。メンテナンスが行き届いた車が多いということです。前オーナーが富裕層だった場合は、メンテナンス費用を惜しんだりしないと思います。新車価格が高いということも理由の一つかもしれません。富裕層でなかったとしても、それなりの対価を支払って購入したものについては、人は大切にするからです。
まとめ
いかがでしょうか?
中古外車という選択肢は、今まで当然のように国産車を選んできたとするならば、ある意味常識を覆すものであると思います。ネット検索すらしなかったのではないでしょうか。
ここでは、中古外車を選択することが、国産車を選ぶよりも所有欲を満たし満足感を得られる、というご提案と、中古外車ならではのメリットを2つ、私の経験をもとにご紹介いたしました。
- 【中古外車は年式が古くても大丈夫】
- 【中古外車は程度が良い車が多い】
ポイント!【中古外車は国産車を選ぶよりも所有欲を満たし満足度が得られる】
引き続き、気になるコスト面についてや、中古外車ならではの際立つ特徴について、この後の記事にてご紹介していきたいと思います。