中古外車のデメリットとは?冷静に分析してみよう!
中古外車を買う!と言っても本当に大丈夫なの?選択肢としてアリなの?
今まで国産車しか乗ったことのない人にとって、外車を選ぶ、しかも中古車を選ぶ、という選択肢は無かったと思います。前回までの記事で、中古外車ならではの6つのメリットについて述べてきました。
- 【中古外車は年式が古くても大丈夫】
- 【中古外車は程度が良い車が多い】
- 【中古外車の特融の価格メリット】
- 【中古外車の際立つ個性】
- 【中古外車が国産車と異なる決定的な特徴】
- 【中古外車の感性に訴える操作感】
今回は中古外車のデメリットや気になる点について述べていきます。これが解消できなければ買うことはできませんよね。
ここでは、まずは考えられるデメリットを挙げてみます。それをどのようにして解決していくのか?については、次回以降の記事にて方法をご紹介したいと思います。
目次
中古外車のデメリットや気になるポイントとは?
国産車と比較して、中古外車ならではの問題点や不安になる要因とは何でしょうか?
一言で言うと、中古外車の維持費は高いのか?に尽きると思います。では具体的にはどのような事柄にコストがかかっているのでしょうか?
そして実際に運転する際、気になるのはどんなことでしょうか?
中古外車の車検費用は高いのか?修理費は高いのか?
中古外車の車検費用は高いのか?修理費は高いのか?
この問いに対して、一般的な回答としては「高いです」となります。それはディーラーに依頼した場合です。以前の記事にも述べさせていただきましたが、ディーラーに車検をお願いすると数十万円請求されるケースもあります。国産車の車検の場合、車の状態にもよりますが、おおむね20万円を超えることはあまり無いのではないかと思いますので、ディーラーでの車検は少なくとも国産車よりは高額になる傾向がたしかにあると思います。
これに対する解決策ですが、「専門店に依頼する」という手があります。専門店での車検は非常にリーズナブルです。
私の実際の例ですが、専門店に3回車検をお願いしましたが、20万円を超えたことはありません。予防保守として少々手を入れてもらうことはあるのですが、それでも20万円を超えたことはありません。
こちらも以前の記事にも述べさせていただきましたが、純正部品よりもリーズナブルなOEMの部品はたくさん供給されていますし、専門店によっては中古パーツを提案してくれたりもします。
専門店についてと、専門店の選び方については、別の記事にて詳しく述べさせていただきます。
中古外車は壊れやすいのか?
中古外車は壊れやすいのか?
この問いについては、「どちらでもない」というのが私の率直な意見です。確かに、車種ごとの弱点はあります。例えば、BMW325I(E46)の場合、水回り(特にラジエターサブタンクが割れやすい)、パワーウインドウなどがあります。私もパワーウインドウは運転席側の窓と助手席側の窓を修理しました。中古車の段階では対策品が出ていますので、予防保守として壊れる前に変更することがおススメです。専門店のスタッフは車種別のウイークポイントを熟知しているので、前もって対策することが可能です。
車種別の弱点については、国産車でも同じことが言えると思いますので、比較としては「どちらでもない」と言えると思います。
ただし、外車については、国産車と比べると新車については初期不良が出やすいようです。しかしながら、こちらも逆説的ですが、中古車の方が初期不良は解消されているため、逆に安心できると言えるのです。
中古外車の燃費は悪いのか?
燃費については、欧州車の場合ハイオク指定となりますので、国産車よりも悪いと言えます。レギュラーを入れても問題ないという説もありますが、エンジンを良い状態でキープしようとなると、私もハイオクを入れています。剛性が高い故の車重の重さも、悪化させる一因となっています。
私は毎日片道4キロの短距離の通勤で車を使用していますが、おおむねリッター7キロぐらいしか走りません。長距離だとリッター10キロぐらいです。(※BMW 325i E46 2500cc 2003年モデルの場合です)
燃費ついては年式が古いほど悪くなりますので、ここは覚悟が必要な部分かもしれません。
解決策としては、欧州車は旧来よりディーゼルエンジンが発達しておりますので、ディーゼルエンジンのモデルを選ぶという案もあります。
燃費を重視するならば、年式が新しいモデルを選ぶことになりますが、購入価格とのバランスを考慮する必要があります。逆説的ですが、ハイオク指定や燃費の悪さが故に、車両購入価格が安くなっているとも言えます。国産車はとかくコスト重視で選ばれますから、燃費が悪い中古外車はなおさら敬遠されることになります。結果的に中古車価格を下げるというメリットになっているとも言えなくありません。
ただし、年々燃費は改善してきている傾向にあります。比較対象となる国産のプレミアムカーなどはハイオク指定のモデルもありますし、気にする程の差はなくなっているかも知れませんね。
中古外車の運転感覚は国産車と異なる?
外車はウインカーレバーが左側についています。日本と同じ右ハンドルであるイギリス車も左にウインカーレバーがついています。これは規格の差によるもので、ISO(国際標準化機構)を批准する国は、ウインカーレバーを左にしていますが、日本はJIS(日本工業規格)を採用しており、こちらは右側になっています。
国産車から乗り換えた場合、まずこの部分に慣れることが必要です。正直なところ、私も最初は戸惑い、間違えてワイパーを動かしたこともありましたが、私の感覚では1日か2日乗れば慣れると思います。慣れてしまうと、逆に国産車に乗る場合にワイパーを動かしてしまうほどになります。
実感として、あまり気にするレベルではないと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
前回までの記事とは異なり、中古外車を選択することによるデメリット、3つ、私の経験をもとにご紹介いたしました。
- 【中古外車の車検費用は抑えられるのか?】 → 専門店を利用すれば抑えられる
- 【中古外車は壊れやすいか?】 → 初期不良はあるが中古車は逆に有利
- 【中古外車の燃費は悪いのか?】 → 年式にもよるがそれほどの差はない(ディーゼルエンジンもアリ)
3つのデメリットに解決策があるのが分かっていただけたと思います。
デメリットは分かった。専門店に頼めば車検費用も抑えられるし、それほど壊れやすいということでもないのも分かったけど、結局のところ維持費やメンテナンスはどうなるの?どこで買えばいいの?
次の記事より、お店選びについて探っていきます。気になる費用についてはどのお店を選ぶか?がとても重要になってきます。
お店選びのコツは?専門店とは何か?
についてご紹介していきたいと思います。